Androidの最新バージョン「Android 14」新機能のまとめ

10月4日の午後11時(日本時間)から、Google が最新ハードウェアを披露する年に一度のイベント『Made by Google』が開催され、Google 純正スマートフォンの最新モデルGoogle Pixel 8/8 Proや、Google Pixel Watch 2などの新製品が発表されました。また、同じく10月4日に正式版がリリースされたAndroid の最新バージョン「Android 14」の機能についてもアナウンスがありました。こちらの記事では「Android 14」の新機能について気になるものをまとめていきます。

Made by Google のライブ配信は以下から視聴可能です。

#MadeByGoogle ‘23: Keynote – Japanese

写真画質の向上
Android 13のハイダイナミックレンジ(HDR)ビデオのサポートをベースに、Android 14はウルトラHDRでHDR画像をサポートします。ウルトラHDRは、鮮やかな色、より明るいハイライト、より暗いシャドウを表現することで、写真を最高に美しい状態に仕上げます。さらに、現在多くのスマートフォンに搭載されている優れたHDRスクリーンのおかげで、ウルトラHDRは、画像の本来の品質を変えることなく、高精細な写真の撮影や表示ができるようになります。

生成AI壁紙
Pixel 8/8 Proに初めて搭載された生成AI壁紙では、ガイドされたプロンプトに従うだけで、思いのままの表現が叶うようになります。これまでに見たことのないようなユニークな壁紙を作ることも可能です。

新しいテーマ
ロック画面やホーム画面の新しいテンプレートが登場。フォント、ウィジェット、カラー、フォーマットなど、好みやスタイルに合う最適な組み合わせを選べます。さらにこれらのオプションは、AIを使用してユーザーの状況に基づいた調整も行います。例えば、天気が急に悪くなると、天気ウィジェットが目立つようになるなどリアルタイムで変化していきます。ロック画面には、QRリーダーなどのショートカットを設定することも可能になり、さらに自分好みの画面を作成できるようになりました。

プライバシーアップデート
Android 14は、アプリのデータアクセス許可について、わかりやすい情報を積極的に提供します。例えば、アプリ側が位置情報などへのアクセスを求める場合に、そのデータがどのように使用されているか、詳細が一目でわかるようになります。ユーザーはアプリに権限を許可するかどうか、より詳しい情報に基づいて判断できるようになり、安全が守られます。

6桁のPINコード
ロック解除のためのPINコードが6桁推奨になり、デバイスのセキュリティを強化。また、6桁以上の正しいPINを入力すると自動的にロックが解除される新機能で、手間を軽減。Enterキーを押す必要がなくりました。

ヘルスコネクトの登場
Android 14には標準で「ヘルスコネクト」が組み込まれています。これは、アクティビティや睡眠など健康に関するデータを、他のヘルスケア・フィットネスアプリと共有したり、一元化して簡単に管理できるプラットフォームです。ヘルスコネクトに集約されたデータはデバイス上で安全に暗号化されているため、他の誰かに見られたり、他の目的で使用されたりすることもなく、プライバシーに配慮された設計になっています。

DreamOnlineが開発を担当したWEBGYMアプリも、この新しい機能「ヘルスコネクト」に対応しています。興味のある方はぜひこちらの記事もご覧ください。
「WEBGYM」がヘルスコネクトに対応しました

アクセシビリティ機能の強化
文字や画像を大きく表示できる拡大鏡ツールがより直感的に操作できるようになったり、補聴器コントロールへのアクセスが簡単になったり、通知が届いた時にライトを点滅させて視覚的に知らせたりする機能が追加されました。

その他にも、モノクロテーマの追加やパフォーマンスの向上など、魅力的な機能が満載です。最新リリースの詳細は、公式サイトからご覧いただけます。

Android 14は、Pixelシリーズの一部には10月4日から提供が開始されており、今年後半には、Samsung Galaxy、iQOO、Nothing、OnePlus、Oppo、Realme、シャープ、ソニー、Tecno、vivo、Xiaomiなどの端末でも利用できるようになるとのことです。

[公式サイト]
Android 14:https://www.android.com/android-14/